つかれた

昨今、家事や育児の大変さを発信する記事が多い気がする。

専業主婦を蔑ろにしてきた反動なのだろうか。

物心ついたときから家事や育児の大変さは社会から説かれていたので、それ自体に反発心は無かった。

しかし、一方で最近は仕事の大変さが蔑ろにされていないだろうか。

私が解せないのは、子育てについてアドバイスする記事の大半が母親向けのものであり、そのアドバイスの中に頻繁に「パパに協力してもらおう」という記載があることだ。

これらの記事の多くは、専業主婦の女性と兼業主婦の女性を分けずに記載している。これが非常に問題と考える。

すなわち同じ子育てというカテゴリであっても、専業主婦の悩みと兼業主婦の悩みは違う。この悩みの細分化をしないままに無責任な記事を垂れ流し、社会に小さな影響が与え続けられている。

専業主婦の夫と兼業主婦の夫でも、悩みや対応が異なるのだ。

私は「パパに頼ろう」という記載は見たことがあるが、「ママに頼ろう」という記載は見たことがない。

この小さな無神経は、やがて社会に大きな傷を生じさせると思う。